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欲深き人の心と、降る雪はつもるにつれて、道を失ふ! 泥舟

備忘誌


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AI時代到来「それでも仕事はなくならない」...んなわけねーだろ

AI時代到来「それでも仕事はなくならない」...んなわけねーだろ



「AIやロボットが人間の仕事を奪うようになる」という話をすると、「今ある仕事がなくなるだ

け。

代わりに別の仕事が登場するはず」と反論する人がいる。


江戸時代の駕籠かきの仕事がなくなってもタクシーの運転手という仕事が登場した。

古いテクノロジーの仕事がなくなっても、新しいテクノロジーの仕事が登場する。

今まではそうだったし、今後もそうに違いない。そういう意見だ。


しかし21世紀以降は、これまでの世紀とは大きく異る。

AIは少なくとも特定の領域においては、人間の知能をはるかに凌駕するようになる。

人間がするよりもAIのほうがうまくできる仕事の領域がどんどん拡大していく。


【参考記事】2020年米大統領選には人工知能が出馬する?

もしAIがあらゆる能力において人間を超えるようになるのであれば、今ある仕事の代わりに登場

した仕事でさえ、いずれAIが取って代わるようになる。


AIの能力があらゆる領域において人間を凌駕するのであれば、人間に仕事が残るわけはない。

当たり前の話だ。



AI研究者は「分からない」



問題は、AIがあらゆる能力において人間を超えるのかどうか、だ。

わたしは去年1年間で20人以上の日米の人工知能のトップレベルの研究者を取材する機会に恵ま

れた。


スタンフォード大学AI研究所の所長も取材したし、機械学習の父と呼ばれるカーネギーメロン大

学Tom Mitchel教授にもお話を聞いた。

トップレベルの研究者の意見は同じだった。


「AIの発達はまだ初期段階過ぎて、将来人間の頭脳を超えるかどうか、現時点では予測できない

」ということだった。

何よりも人間の脳のことがまだほとんど分かっていない。


意識とは何か。心とは何か。

だれもが納得する定義さえない状態。

AIと比較対象の人間の脳のことがまったく分かっていないのに、それを超えるかどうかの議論が


成立するわけがない。

つまり「仕事が消滅するかどうか」の議論は実は、素人の憶測の域を出ない、という点をまず押

さえておきたい。


なのでいろいろな意見がある。

だが急速な技術革新は一部の憶測が甘いことを、早くも示し始めている。


会計士の新規雇用4年で半減



AIが仕事を奪っていくという話をすると、ほとんどの人が「少なくとも自分がやってる今の仕事

がなくなることはない」という反応を示す。

客観的な判断の場合もあるだろうが、恐れをベースにした希望的観測の場合も多い。


そういう意見が希望的観測に過ぎないことを示す事例が、少しずつ出始めている。

例えば世界4大会計会社の1つEY(アーンスト・アンド・ヤング)の経営者は、監査、会計士の

新卒採用が2020年には半減すると語っている(米誌Business Insiderの記事)。


わずか4年で半減するのだから、急激な変化だ。

会計士を目指して勉強している学生は、このニュースをどう受け止めているのだろうか。

会計士に加えて、弁護士、医師なども、AIに取って代わられる職業の代表例だと言われる。


情報処理能力、私情を挟まない判断力では人間はAIに勝てないし、精緻なメスさばきでは人間は

ロボットにかなわない。

なによりもこうした専門職は産業的価値がある。


つまり儲かる。

投資家、起業家はまず、儲かる業務領域から順にAI、ロボットを投入してくる。

これらのエリートの専門領域が、まず最初に狙われているわけだ。


【参考記事】世界を食らうテクノロジー(1/2)

【参考記事】米軍の新兵器は「サイボーグ兵士」、DARPAが開発中

一方でこうした専門職は、政治力を持っている。


なのでAI化の流れに、いろいろな理由をつけて抵抗してくることだろう。

AIを駆使するビジネスマンと、政治力を駆使する専門職。

これから両者の綱引きが本格化することだろう。


なので突然、これらの仕事が消滅することはない。

とはいえ、就業者数が減る方向なのは間違いないだろう。










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